2018の「Warren Buffett's Letters to Berkshire Shareholders 」を読んでみて
2019年2月23日に出た、 Warren Buffett's Letters to Berkshire Shareholders を最初から最後まで、初めて読んでみました。要約した記事を毎年みていましたが、原文に触れたのは今回が初です。 個人的に気になった、自分の投資に役立そうな点を、意訳で箇条書きにしてみました。 ー 決算書には載らない朗報。やっとのこと、Ajit Jainを保険事業の、そしてGreg Abelをそれ以外の事業の責任者に任命した。この二人は、稀に見る才能の持ち主でBRKの血も体に流れている。 ー 木をみず、森を見よ。 ー BRKの収益の森は、5つの果樹園から成りったている。最初の4つは、異なるビジネスと金融資産群から成り立っている。5つめは、大きくかつ幅広い保険運営から、少し見えづらいが、成りったっている。 ー BRKの主目標は、部分的(5%ー10%)または全体的(80%ー100%)にきちんと管理された事業・ビジネスに投資すること。 ー 最近は、ビジネス買収による儲けより、株値上がりの儲けのほうが大きい。去年は、43億ドルの株を買って、19億ドルの株を売った。 ー BRKの最も価値のある果樹園は、保険以外の多数の会社(80%以上から100%所有)である。去年は16.0億ドルの収益があった。 ー 二番目の果樹園は、保有株(5%-10%のオーナーシップ)による配当。総額約3.8億ドル。しかし、配当より重要なのは、それらの会社が毎年とても大きい収益を保留していること。そして株を買い戻して、株の価値をより上げていること。 ー 三番目の果樹園は、他のパーティと共同運営している4つの会社。去年の総収益は、1.3億ドル。持ち株比率は、 Kraft Heinz :26.7% Berkadia :50% Electric Transmission Texas :50% Pilot Flying J :38.6% ー 四番目の果樹園は、U.S. Treasury bills(米国短期債権)と他の現金相当の物合をあわせて112億ドル、そして、各種の元本利子保証のある金融商品に20億ドル。この現金20億ドルは、常に何かあった場合のために手をつけずにとってある。 ー BRKは、金融の要塞であり続ける。様々...